

晩夏の頃、越後路をドライブした際に「道の駅越後出雲崎天領の里」へ休憩がてら立ち寄りました。関東方面からのドライブでしたので、関越自動車道の長岡北インターから高速を降り「とにかく綺麗な海が見たい!」との一心で車を日本海方面へ向かわせ、越後平野の田園風景から山間の道を抜け日本海が見えた時はとても感動しましたよ。出雲崎町では日本海沿いの道を柏崎方面へと進むと大きな道の駅が現れます。駐車スペースも広くて普通車だけでなくキャンピングカーも多く駐車されていて賑わっていました。この出雲崎は「天領の里」と言われるだけあり、かつて江戸幕府直轄地で幕府の財政を支えた佐渡ヶ島の金銀の陸揚げ地であったとの事。また金山の関係者や採掘人夫の多くも出雲崎港から出入りしていたそうですし、国内油田として有名な新潟油田も出雲崎にて採掘されていたようです。因みに道の駅に隣接し「天領出雲崎時代館、出雲崎石油記念館」もありますよ。これられの歴史から「天領」としての名前が付けられたのですね。なお、道の駅の直ぐ真裏には日本海の海原が広がり、眺めがとても素晴らしいです。海がすぐそこにありますが道の駅を含めた施設全域が防波堤で守られていて、津波など緊急時には避難場所と避難経路が確立されいていたので安心でした。道の駅には出雲崎観光物産センターも併設されていて農産物や海産物などのラインナップはとても充実した内容です。新潟の地場野菜が珍しくてどれを買おうかと迷っている傍から、農家さんが新鮮な野菜を商品棚に納品してきて、とても楽しい買いものができましたよ。また、海産物については有名なノドグロなどもあって、さすがにどれも新鮮でしたし、出雲崎限定「さざえの炊き込みご飯」は名物なようで、炊き込みご飯の素がお土産でも購入可能なので家庭で簡単に料理できるのは嬉しいですよね。更に驚いたのが越後の日本酒の種類の多さです。お隣の長岡市の酒蔵で醸造した「天領の里」がネーミングされた銘酒があり、道の駅限定品のようでして思わず買ってしまいました。日本酒は試飲コーナーもあって楽しめるのですが、さすがに運転手なので頂くことはしません。楽しみは取っておき自宅に帰ってから冷酒でいただきました。辛口の地酒でとても豊潤で美味しかったですよ。新潟の出雲崎方面に訪問の際には是非とも立ち寄って頂きたいお勧めの施設です。