ノーベル賞を身近に感じられる場所
平湯温泉から国道471号線に沿うような形で流れている高原川に沿って走り続けること、40分程度。きれいな高原川に目を奪われつつも深き緑の山間を走り続けると、人工的な建物が急に増え始めます。
神岡町の中心地に入ってきてすぐ右に、こちらの道の駅「スカイドーム・神岡」が目に入ります。
駐車場は、50台ぐらい駐車ができ、大型観光バスが止められる大きな駐車場となります。ただ、日中は、富山へ行く車の途中休憩などで、大型トラックも多く、混んでるイメージがあります。
この道の駅の最大の特徴は、カミオカラボが併設されている事です。
こちらのカミオカラボは、小柴教授がノーベル物理学賞を受賞するニュートリノを観測するきっかけとなった「スーパーカミオカンデ」の仕組みを説明した博物館となります。そもそもニュートリノだとか、暗黒物質とか物理学を大学で学んだ方ではないと理解できない難しい事を、可能な限り分かりやすく説明している博物館となります。と、書いたものの、私の頭では理解できなかったのですが、ただただ、こんなすごい事を学問として学び、それを研究して、未知なる世界を発見する方々に頭が下がる思いと、ニュートリノの発見に結びついた「光電子倍増倍管」神々しい光が目に焼き付いた建物でした。行かれる際は、事前に予習していかないと、本当に分からない事ばかりです。私も反省しております。
頭を使うと、お腹が空くものです。こちらの道の駅には、地元の食材を使った定食等が食べられるお店があります。高山ラーメンや、カルビ丼。地元の豚肉で作ったロースかつ定食などがあり、軽食としても、ソフトクリームや、天ぷら饅頭などがありますが、神岡町ならではとしては「暗黒ぱん」なるものがあります。これは、もちろん「暗黒物質」から名付けられたパンで、真っ黒なパンとなりますが、こんな山に囲まれた地域から、遠い宇宙の事を考えられる、素敵な道の駅となります。
ぜひ、近くに行かれましたら、立ち寄る事をおすすめします。