和紙の里東秩父
「和紙の里ひがしちちぶ」は埼玉県内唯一の村である東秩父村にある道の駅です。山間部にある小さな道の駅ですが、施設内は学習施設や郷土資料館、物販店や飲食店などが充実しています。一番有名な施設は、「和紙の紙漉き学習」が出来る体験型の施設です。東秩父村の和紙は「細川紙(ほそかわし)」と言われ、ユネスコの世界文化遺産に認定されています。その和紙の製作工房で、紙の原材料「楮(こうぞ)」を煮詰める作業の見学や、実際に紙漉き道具を使い、貴重な和紙作りを体験できるので、感動すること間違いなしです。なお、工房内は見学のみも可能となっていますので、気軽に和紙の製作工程を学べる場となっています。ここ最近は新型コロナの影響で、遠方などへの旅行が中止せざるをえない中、貴重な体験型学習の場として小学校等の団体客が広く利用されている姿を見かけます。これは地元民としては本当に嬉しいことですね。なお、学習施設以外で来客者に人気があるのが、地場産品などを多く扱う直売所コーナーです。地場栽培された季節毎の野菜や果物などは新鮮で、種類も豊富なのでいつも大勢の客で賑わっています。地元農家さんなどが手作りした「コンニャク」は、刺身にしても食べられるくらい新鮮で美味しいのでお勧めです。各種ある地場産品のなかで一番お勧めしたい逸品は「手作りスモークチーズ」ですね。東秩父村のチーズ工房で作られており、芳しいスモークの香りとガーリックの味わいが美味でして、ワインなどのお酒に合わせて楽しむと最高ですよ。ちなみに、某テレビ局の人気バス旅番組で有名芸能人に味を絶賛されてから、さらに人気に拍車がかかり、売り切れになる事が多いです。購入希望の方は早めに来店してみてください。また施設内の食事処はとても充実していて、フードコートのような造りで店舗が集まっており、ラーメン屋や東秩父特産の蕎麦屋、田舎の焼き団子屋(醤油団子味)が人気のようです。なかでも珍しいのは「岩魚の塩焼き」の直売店があり、店先にある炭火焼場で岩魚を焼いており、香ばしい匂いが食欲をそそりますよ。天気が良い日には店先のウッドデッキに座りながら食事も出きるので、家族連れなどにも大人気のようです。埼玉県秩父方面にお越しの際は、東秩父村にも是非足を運んで見てください。