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「イカの駅つくモール」のイカキング/ホームメイト

道の駅「イカの駅つくモール」のイカキングについてご紹介します。石川県能登町は、イカ漁獲高が全国屈指である「イカの三大漁港」のひとつ「小木湾」(おぎわん)という漁港がある町です。

国内有数の「イカの町」であること、また認知度を上げるために、2020年(令和2年)6月20日、「イカの駅つくモール」を建設。

さらに観光施設のシンボルとして、2021年(令和3年)には、巨大なスルメイカのオブジェを設置しました。ピンク色の体と10本の足はインパクトがあり、一目見ようと多くの観光客で賑わっています。

マーケットピアでは、道の駅「イカの駅つくモール」のイカキングをはじめ、イカキングがもたらした経済効果、周辺観光スポットについてまとめました。

道の駅「イカの駅つくモール」のイカキングとは?

イカの駅つくモール

「イカキング」とは、2021年(令和3年)3月末に石川県能登町越坂(おっさか)にある九十九湾(つくもわん)観光交流センター「イカの駅つくモール」に設置されたスルメイカの巨大モニュメントのことです。

イカキングの大きさは、全長約13m、高さ約4m、重さ約5t。ピンク色の体で10本の足がついており、口の中に入ったり、触腕(しょくわん:イカ類のみがもつ、伸縮自在の特殊な腕のこと)に巻き付かれたりすることができ、SNS映えするとして人気を集めています。

なぜ、イカのモニュメントが石川県能登町にできたのでしょうか。実はその理由のひとつとして、石川県能登町には「函館港」(北海道函館市)、「八戸港」(青森県八戸市)に並ぶイカの三大漁港「小木湾」があることが挙げられます。

小木湾で水揚げされるイカは、釣った直後のスルメイカをそのまま船上で急速冷凍する「船凍イカ」(せんとういか)と呼ばれるもの。船凍イカは冷凍しても味の劣化が少なく、船上から販売に至るまでの間、鮮度の良さと品質の高さを保っていることから、全国的にも有名なブランドイカ「小木イカ」「小木物」として知られています。

こうした船凍イカ(小木イカ)をはじめ、日本百景のひとつ「九十九湾」など、能登町の認知度を向上することを目的として、道の駅「イカの駅つくモール」を創立。さらに石川県能登町は、コロナ禍の終息を見据え、観光客を呼び戻すための「目玉」として、「イカの駅つくモール」の真横にイカキングを設置したのです。

なお、イカキングの制作費は約2,700万円。そのうち、約2,500万円を新型コロナウイルス感染症対策の臨時交付金約8億円からまかなったことで、当初は「医療に充てるべきでは?」「使い方が不適切ではないか」など様々な批判を浴び、さらには海外メディアでも報道されました。

しかし、その結果、多くのメディアに取り上げられたことで注目され、国内のみならず、世界的にもイカキングの存在は有名になり、絶大な宣伝効果を得たのです。

イカキングの経済効果

設置当初には、賛否両論があったイカキングですが、2022年(令和4年)8月、石川県能登町が算出したイカキングの経済効果(石川県全体)は約6億円、宣伝効果は約18億円となっています。

町がイカキングの建設に投じた制作費約2,700万円をはるかに上回る経済効果であり、さらに「イカの駅つくモール」の来場者にアンケートを実施したところ、来場者の約45%がイカキングを目的に来場していると回答。またそのほとんどが「メディアの報道がきっかけ」と答えています。

つまり、イカ漁業、能登町の認知度向上を目的とし、インパクトある町づくりを目指した能登町の狙いどおり、観光客は徐々に増え続けているのです。

道の駅「イカの駅つくモール」の見どころ

ここでは、イカキングでさらに有名となった道の駅「イカの駅つくモール」の見どころについてご紹介しましょう。

イカ漁展示コーナー

施設内にあるイカ漁展示コーナーでは、イカ漁にまつわる貴重な備品、イカ漁の歴史などが多数展示されており、イカ漁に関する知識を深めることができます。

直売所

道の駅「イカの駅つくモール」

店内にある直売所では、小木の特産品「船凍イカ」をはじめ、野菜、海産物など能登の名産物が数多く販売。

その他にも、日本三大魚醤(いしり:イワシ、イカなどを塩漬けし、発酵させて作る調味料。いしる、魚醤油[うおしょうゆ]とも呼ばれる)、能登海洋深層水を熟して作られた能登の塩などが取り揃えられています。

また、「イカの駅つくモール」のお土産コーナーには、世界農業遺産にも指定されている「能登の里山里海」の特産品も販売。オンラインからも購入することができます。

レストラン「つくも」

レストラン「つくも」では、地元小木港で水揚げされたイカを中心としたメニューが豊富です。税込1,000円で食べられる「味付き船凍イカ丼」は、開業以来の1番人気メニュー。イカといくらの組み合わせが絶品で、多くの観光客が注文するメニューとなっています。

その他にもイカ尽くしの「こっしゃえる御膳」(税込2,000円)、大きくて肉厚なアカイカを使った「アカイカと海老の天丼」(税込1,200円)などがおすすめです。

カフェ「いかふぇ」

テイクアウト専門のカフェ「いかふぇ」では、「船凍イカバーガー」をはじめ、「つくもサイダー」などが販売されています。

なかでも「イカスミソフトクリーム」は、イカスミの入った黒いソフトクリームで、イカスミに含まれる塩分がソフトクリームの甘さを引きたて、濃厚でおいしいと評判。店内の物販スペースでも限定ラベル付きの「イカスミアイス」を購入することができます。

道の駅「イカの駅つくモール」の周辺観光スポット

道の駅「イカの駅つくモール」は、スルメイカにおいて全国有数の漁獲量を誇る小木湾をはじめ、日本百景に選ばれている九十九湾など、石川県能登町の情報発信拠点として誕生しました。ここでは、「イカの駅つくモール」の周辺観光スポットをご紹介しましょう。

九十九湾

九十九湾

道の駅「イカの駅つくモール」の目の前には、日本百景のひとつでもある九十九湾が広がります。

この九十九湾では、カヤックをはじめ、SUP(サップ:スタンドアップバトルの略。大きなサーフボードの上に立ち、パドルを漕いで水面を進むマリンレジャー)、スキューバダイビングなどを楽しむことが可能です。

また、石川県唯一の海中が見える遊覧船「イカす丸」が1日6便運航しています。

柳田(やなぎだ)植物公園

のとキリシマツツジ

柳田植物公園は、道の駅「イカの駅つくモール」から車で約15分の場所にある植物公園です。季節によって、桜、のとキリシマツツジ、花菖蒲、アジサイ、コスモスなど数多くの草花を楽しむことが可能。

さらに星の観察館「満天星」では、天体観察会・プラネタリウムが行われ、能登の夜空を堪能できます。さらに天体観測ドーム・大型望遠鏡付きのアストロコテージと呼ばれる宿泊施設もあり、家族、友人との能登旅行にも最適です。

また柳田植物公園内にある休憩処「合鹿椀」(ごうろくわん)では、ユネスコ無形文化遺産の神事「アエノコト」(稲作を守る田の神様に祈り、感謝する奥能登の代表的な民俗行事のこと)を体験できます。

その他にも柳田植物公園には、能登牛を使ったご当地メニューが食べられるレストランをはじめ、地元作家による工芸品などが購入できるショップなどが充実。広大な芝生広場では、グランドゴルフ、パットゴルフ、ラウンドカーなどアウトドアも楽しむことができます。

道の駅「イカの駅つくモール」の情報

ここでは、イカキングが設置されている道の駅「イカの駅つくモール」の施設情報をまとめました。

フリックによる横スライド仕様となります。

フリックによる横スライド仕様となります。

施設名 道の駅「イカの駅つくモール
所在地 〒927-0552 石川県鳳珠郡能登町字越坂18字18番1
アクセス
【車を利用の場合】
金沢から「のと里山海道・珠洲道路経由」約2時間
 
【北陸鉄道能登方面特急バス利用の場合】
金沢駅西口~九十九湾
【鉄道を利用の場合】
JR・のと鉄道「穴水駅」(あなみずえき)下車後、
穴水~能登町宇出津~つくモール(穴水からはバス利用)
営業時間 平日:9:30~17:00
※レストラン「つくも」は11:00~15:00
定休日 水曜日
駐車場 大型車2台、普通車65台、バリアフリー3台
料金
【遊覧船:イカす丸】
一般:1,500円 小人:800円 幼児:400円
【カヤック(レンタル)】
1人乗り(1.5時間利用)
大人:3,000円 小人:2,000円
2人乗り(1.5時間利用)
大人:3,000円 小人:2,000円
【SUP(レンタル)】
1枚(1.5時間利用)
大人:3,000円 小人:2,000円

※マリンレジャーは「イカの駅つくモール」内にある支払いカウンターで精算(料金はすべて税込価格)

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