道の駅

冬の道の駅情報

「道の駅」の冬を満喫!大人も子どもも楽しめるイベントをご紹介/ホームメイト



気温が下がって、つい室内にこもりがちな冬。気分転換に「道の駅」へ、家族や仲間を誘って出掛けてみるのはいかがでしょうか。冬の「道の駅」では、雪で作品を作ったり鑑賞したりする催しも行なわれており、子どもたちが道具をレンタルして遊べる施設もあります。その他にも、賞品が狙える大会や、その土地ならではの名産品を味わうことができるイベントもあるので、冬の「道の駅」はレジャーに大変おすすめ。そんな、皆で参加できるイベントが盛り沢山の「道の駅」で、冬に開催されているイベントをご紹介します。

「道の駅」で童心に返って冬遊びを満喫

「道の駅」で童心に返って冬遊びを満喫

新潟県見附市にある「道の駅パティオにいがた」では、毎年1月下旬頃に冬のイベントを実施しています。2016年(平成28年)の来場者は、2日間で8,500人でした。厳寒にあって、親子連れを中心に多くの人が集まり、盛況ぶりが窺えるイベントです。家族や個人、団体などで参加する雪だるまコンテストでは、それぞれの作った雪だるまの審査が行なわれ、表彰式も開催。豪華賞品が用意してあるとあって、参加者は気合いが入ります。雪だるまの着色も可能なので、オリジナリティあふれる作品が生まれやすいところも、注目を集める理由です。また、参加者にはお雑煮やお餅などをふるまうサービスが付いており、体も温まるのが嬉しい点。芝生広場の丘ではソリすべりを楽しむことができる他、的当てゲームをしたり大凧を揚げたりなど、多くのプログラムが設けられています。イベント日以外でも、こちらの「道の駅」ではスノーシューやソリのレンタルを実施。大胆な遊びに気軽にチャレンジできる環境が整っているため、休日を活動的に過ごしたいときにはぴったりの「道の駅」です。

「道の駅」で開かれる冬の大感謝祭に参加

福島県南相馬市にある「道の駅南相馬」では、2017年(平成29年)1月に、「冬まつりinはらまち2017」が行なわれました。主催は原町商工会議所青年部で、冬の寒さを吹き飛ばすような企画がたくさん用意された、活気ある行事です。こちらの冬まつりの見どころは、多彩なステージプログラム。合唱やダンスパフォーマンスに混ざって、「まつながコーヒー」早飲み大会や、ものまねタレントによるものまねショーなどもあり、様々な催し物があります。当たりくじ付きの投げ餅も、運試しできる楽しみなイベントのひとつです。「まつながコーヒー」早飲み大会や投げ餅は、豪華賞品を狙うためのチャンスでもあるので、参加希望者は少なくありません。さらには、京都の本選を目指して戦うゆどうふ大食い大会もあり、声援が飛び交う大盛り上がりの時間となります。「まつながコーヒー」は、地域名産として知られる「松永牛乳」が生み出した南相馬市発のコーヒー牛乳ですが、他にも、漬物をはじめとして、60年以上地域で愛されている「アイスまんじゅう」や、地元の高校生が開発した大根を使った「小高だいこんかりんとう」など、グルメが充実しているところも「道の駅南相馬」の魅力です。

「道の駅」の冬まつりに出掛けて美しい氷像やスポーツ、グルメを堪能しよう!

北海道網走郡大空町にある「道の駅」、「メルヘンの丘めまんべつ」では、毎年2月頃に冬まつりが開催されます。恒例になっているのが「戌年夢耕会」が制作する雪像や氷像。人気アニメのキャラクターをモチーフにした雪像が、訪れる人の目を引きます。そして、実在する建造物を氷で再現した氷像は、細部まで丁寧に作られているだけでなく、透明感や光の反射など、氷特有の性質を活かし、実物にも引けを取らない美しさです。過去には、宇治の「平等院鳳凰堂」を模した作品も見られました。

イベント当日には、ライブが実施され、カーリング場では敵同士が本気で激突し、熱気に包まれる場面も見られます。多目的広場は、ミニテニスなどができる場所に整えられ、スポーツ縁日を開催。ミニチュアホースの乗馬体験も魅力的で、子ども向けの滑り台も用意されており、親子連れも多く見られます。催し物がたくさんあるので、事前に計画を立てて訪れるのがおすすめ。

冬の透き通る空の下でスポーツを楽しんだら、グルメはいかがでしょうか。「メルヘンの丘めまんべつ」では、さくら豚串の販売やさくら豚汁の無料配布が数量限定で行なわれます。

また、網走市や大空町で育まれた農畜産物を手軽に買うことができるコーナーもあり、それらを加工したトマトジュースやにんじんジュース、そして日本酒や味噌、網走湖産のシジミを使った食品などもお土産にぴったりです。

ロード中
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ドライブ途中の休憩スポットとしてだけではなく、地域ごとの特産品に出会えるショッピングゾーンや飲食施設など、ドライブの楽しみを倍増させてくれる道の駅。特に、季節の催しが多い冬の時期には、各道の駅が趣向を凝らした冬のイベントが満載です。

道の駅のイルミネーション

道の駅のイルミネーション

冬の風物詩のひとつと言えば、イルミネーション。各道の駅でも、様々なアイデアを凝らして、きらびやかなイルミネーションで訪れる人々の目を楽しませています。

例えば、福岡県にある道の駅「おおとう桜街道」は、イルミネーションの時期になると、周辺の道路に渋滞ができる程の人気ぶり。ライトアップされたキャラクターなども登場し、11月下旬から1月末頃まで点灯。街を代表する冬のイベントとして多くの観光客も訪れています。栃木県の道の駅「どまんなか たぬま」。日本列島の中心に位置するということに由来して名付けられた道の駅で、毎年約10万個以上とも言われるLED電球を使って、敷地全体をライトアップ。レストランからイルミネーションを眺めながらディナーを堪能できるなど、5メートルもあるシンボルツリーをはじめ、毎年趣向を凝らした仕掛けを施しています。

福島県の道の駅「安達」では、春に満開となる桜の木を冬にも楽しんでもらおうと、桜を思わせるピンクの電球を枝いっぱいに付けて話題です。その他にも、宮城県の「あ・ら・伊達な道の駅」は、毎年の恒例行事として冬のライトアップを実施。約1万5,000球の電球を使って、東北の澄んだ冬の夜を華やかに演出します。

福井県の道の駅「西山公園」、群馬県の道の駅「ららん藤岡」、岐阜県の道の駅「池田」、千葉県の道の駅「多古」など全国各地でイルミネーションが点灯するので、ドライブ途中の気分転換にはもちろん、イルミネーションを目指してドライブを計画するのも楽しいでしょう。

道の駅の年末年始

道の駅では、年末年始に休業したり、臨時の営業時間を設定したりするケースも。短時間の営業、もしくは大晦日は深夜まで営業し、元旦は早朝から営業するなど、特別な営業時間を設定している道の駅もあります。様々な営業形態となりますので、訪れる際は事前に確認をすると良いでしょう。

年末年始に営業している道の駅では、年越し、年明けの気分を盛り上げる多彩なイベントを開催している所もありますので、これまでに開催された事例を一部、紹介します。

道の駅における年末年始のイベント事例

秋田県の道の駅「かづの
新春特別企画として「あまちこ(甘酒)」のサービスや、数量限定で福袋の販売などを実施。
宮城県の道の駅「上品の郷
農産物直売所にて、初売りとしてお楽しみ抽選会やくじら肉の限定販売、フランス鴨汁の無料配布。ちんどん屋も登場。
茨城県の道の駅「いたこ
大晦日には特設会場にて「年末サンクス花火」を開催。元旦は9時から営業し、福袋などを販売。
栃木県の道の駅「どまんなか たぬま」
地元の田沼太鼓の和太鼓演奏。
長野県の道の駅「千曲川
新春サイコロゲームを開催し、出た目によって景品を贈呈。
長野県の道の駅「信州蔦木宿
抽選会や餅つき大会を開催。おしるこ、甘酒などをふるまう。
兵庫県の道の駅「いながわ
きねつき餅の実演販売、ぼたん汁のふるまいなどを実施。

冬の特産品

道の駅における魅力のひとつと言えば、新鮮な野菜や手作りの加工品など、ご当地の特産品に出会えること。例えばネギや白菜など、家庭で鍋料理を楽しむときに重宝する冬野菜が、リーズナブルな価格で手に入る道の駅もあります。また、冬の団らんに欠かせない味覚としては、各地で採れる柑橘類などが挙げられます。

日本海側の道の駅では、冬ならではの海の幸であるカニやエビ、西日本では牡蠣など、地域によって旬を迎える魚介が並ぶことも。その他に、山里の道の駅では、珍しいジビエ料理がレストランのメニューに加わることもあります。

ご当地名物の美味を求めて、ドライブに出かけてみるのもおすすめです。


2015年(平成27年)現在、全国には1,059箇所もの道の駅が存在します。オリジナリティあふれる道の駅が多い中で、寒い季節に人気が高いのはやはり「温泉」付きの道の駅。ゆったりと温泉に浸かれたり、足湯を楽しめたりできる道の駅は意外と多く、旅行者のオアシスになっているだけでなく、道の駅を旅の目的地として楽しむ人も増えています。

温泉や足湯が楽しめる道の駅

温泉や足湯が楽しめる道の駅

道の駅は本来、高速道路におけるサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)と同様に、一般道に設置された休憩施設ですが、その地域の特産物や名物を食べたり、購入できるなど、旅行者が楽しめるように工夫されています。

この他にも温泉や足湯が楽しめる道の駅もあります。時間のある人は、ゆっくり温泉に浸かってドライブの疲れを落とし、また、旅を続けてはいかがでしょうか。

ここでは、温泉や足湯が設置された道の駅の代表格を紹介します。

道の駅浅虫温泉「ゆ~さ浅虫」(青森県)

青森市の陸奥湾に面した「浅虫温泉」にある道の駅です。浅虫温泉は平安時代に発見された歴史の長い温泉地で、江戸時代には本陣が設置され、弘前藩主にも愛されていたと伝えられています。

この道の駅は、国道4号線と青い森鉄道「浅虫温泉駅」に挟まれており、道の駅には珍しく、5階建てのビルになっています。このビルの5階にあるのが展望浴場「はだか湯」です。陸奥湾の展望が素晴らしく、ここが道の駅であることを忘れてしまいそうになります。泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性中性高温泉)で、神経痛・筋肉痛・関節痛などに効能があります。

施設内には物販コーナーや道路情報提供施設も完備されており、浅虫温泉の観光情報を知ることができます。

道の駅「伊東マリンタウン」(静岡県)

首都圏の奥座敷として古くから知られる伊豆半島有数の温泉街「伊東温泉」。その温泉街の最も相模灘寄りで、国道135号線沿いにあるのが道の駅「伊東マリンタウン」です。その名からも伺える通り、マリーナや遊覧船乗り場も併設されており、道の駅である上に「海の駅」にも登録されています。

おみやげ店やレストランなど多くの店舗が並ぶ中、やはり注目は天然温泉。海辺の源泉から湧き出た温泉を、大浴場や露天風呂などで楽しむことができます。泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物硫酸塩温泉(低張性アルカリ性温泉)です。

また「伊東マリンタウン」は関東地方最大級の無料足湯が楽しめる道の駅としても知られており、その長さは全長43メートル。海を見ながらのんびりとリラックスできます。他に、ワンちゃんと一緒に入ることができるペット足湯も人気です。

道の駅美里「佐俣の湯」(熊本県)

熊本県下益城郡美里町にあり、2013(平成25)年10月に道の駅として登録されたのが「佐俣の湯」です。熊本市と宮崎県延岡市を結ぶ国道218号線沿いにあり、周辺の農村景観を楽しみながら歩くウォーキングコース「美里フットパス」の発着点にもなっています。熊本県は農業の一大生産地であるため、地域で生産された農産物の販売も広く行なわれており、地元食材を活かした新鮮なメニューも楽しむことができます。

温泉施設は本格的で、外庭露天風呂、中庭露天風呂、檜風呂、岩風呂が揃っており、開放感たっぷりの野趣あふれるお風呂から木の香りが爽やかなお風呂、そして体を心地良く包んでくれる優しい気泡のお風呂まで、多種多様に楽しむことができます。旅の途中に立ち寄るも良し、宿泊施設で一泊休むも良し。使い方をいろいろと選べる道の駅です。

道の駅「潮見坂」(静岡県)

愛知県との県境近く、静岡県湖西市には東海道五十三次の「白須賀」と「新居」の二つの宿場町がありました。白須賀から新居へは遠州灘へ下る急坂があり、海がよく見えることから「潮見坂」と呼ばれています。

道の駅「潮見坂」は、現在の国道1号線潮見バイパス沿いにあります。この国道1号線潮見バイパスは、愛知県東三河地方の中心都市である豊橋市と、静岡県遠州地方の中心都市である浜松市を結ぶ交通の要衝であり、トラックや営業車などの往来が多い道路です。この国道1号線を利用するときは、道の駅「潮見坂」にある無料の足湯に寄ってみてはいかがでしょうか。国道が走るその向こうには、雄大な太平洋の水平線が広がり、温かい足湯に浸かりながら旅の疲れを癒すことができます。


全国にある道の駅では、それぞれオリジナリティあふれた店舗展開をしています。特に併設している施設にはユニークなものもあり、観光として立ち寄るのも面白いでしょう。また、長距離運転は眠気が襲ってくることがあり、居眠り運転にならないように気を付けたいものです。道の駅でできる眠気対策も紹介します。

いろいろな併設施設

いろいろな併設施設

道の駅には、情報提供施設と24時間利用可能な駐車場とトイレ、電話が必ず備わっています。これらは登録時の条件となっており、最低限の設備となっています。これらの設備以外にも、売店や農産物販売所などが併設され、それぞれ地域独自の施設を併設しています。

温泉地周辺にある道の駅では、足湯を含め常時入れる温泉が多くあります。冬の日のドライブや出張などでは、こうした温泉施設で休憩をとると、体も温まり、気分もリラックスできます。全身浸かる時間はない場合は、足湯だけでも気持ちが和らぎ、疲労回復にも効果的です。

他にも道の駅でありながら、鉄道の駅として駅舎が併設されているところもあります。列車の時間を待つ間に、道の駅で地域の特産物を見てまわったり、駅に人を迎えに行く際に、お茶でも飲みながら、列車の到着を待つこともできます。

また、陸上交通だけでなく、船の係留施設である海の駅と一緒になっているところもあり、こちらは自動車でも船でもどちらでも利用できるようになっています。

車で故郷に帰るときも、ぜひ立ち寄ってみましょう。

道の駅でできる眠気対策

道の駅でできる眠気対策

昼夜を問わず、車を運転していると睡魔に襲われる時があります。そのまま運転を続けると大変危険で、事故を起こす可能性も高くなります。冬は、年末年始で長距離運転をする機会も多く、暖房で車内を暖かくするために眠気が襲ってきやすくなります。そんな時は、道の駅で車を止めて気分転換しましょう。

眠気覚ましに効果的な方法としては、コーヒーやドリンク剤を飲むことが、おすすめです。コーヒーやドリンク剤にはカフェインが含まれているので、眠気覚ましには効果が高い飲み物です。コーヒーを買うために、車外に出るだけでも眠気がなくなったり、道の駅でもおいしいコーヒーを出してくれるところがありますので、ぜひ味わってみましょう。また、道の駅で車から降りて、洗面所で顔を洗ったり、ストレッチをする方法も眠気対策に効果的です。筋肉を動かすことで血液の循環が良くなり、脳細胞も活性化します。長時間の運転は同じ姿勢が続くため、心身ともに解放してあげることでリラックスした気分になれます。

それでも眠い場合は、仮眠を取ることも重要です。道の駅は一定台数の駐車場が確保してあるので、よほどの混雑がない限り、車を止めてゆっくり休むことができます。無理して起きているよりも、短時間でもいいので目を閉じたり、シートを倒してよこになったりすると、眠気がなくなることも少なくありません。すっきりした気分でハンドルを握れば、順調に目的地にも到着します。

また、売店でガムを買って、運転中に噛めば眠気も紛れます。ガムを噛む行為が脳を活性化させるので、他の眠気覚ましと合わせて試してみましょう。ボトルタイプのガムも発売されているので、車内に常備しておくのも良いでしょう。